紆余曲折

いろいろあった。

story

 一人じゃないから、君が私を守るから、ではない。

 

 やることが無いと映画を見る。たまに小説を読む。最近はやることが余りにも無いので映画をよく見ていた。かねてから見たかった『ミッションインポッシブル』シリーズは全部見れた。よくできてるよ、あれは。

スパイ映画は『007』シリーズに一時期ハマって全作見たくらいで、他は見ていなかった。『007』がスパイ映画の金字塔と言われているし、これよりいいスパイものは無いんだろうと勝手に思っていたからである。

『007』はアクション傾倒のガバガバストーリーであるが、『ミッションインポッシブル』はなかなかに練られたストーリーである。後者は必ずチームで動くので、登場人物のnoobがいい感じにカバーされている。それ故に意味不明な展開が無く、納得して見ることができる。対して『007』は無双系スパイである。それはそれで面白いし、娯楽映画なので丁度いいのかもしれない。

 

 創作作品では登場人物の心理描写が細かく描かれるものと、そうでないものがある。「登場人物が何考えてるのかよくわからないけど、世界観を楽しむもの」と「登場人物の心理描写が明記されおり、世界観と人間模様を楽しむもの」で、前者は『ワンピース』『ドラゴンボール』『ドラクエ』、後者は『NARUTO』『ジョジョ』『FF』といったところか。好みの問題で優劣は無い。どちらかというと世間的には前者の方が人気がある気がする。

先の『007』は前者で『ミッションインポッシブル』は後者である。ぼくは細かいことが気になる性なので、後者のタイプの物語が好きだ。

両者の大きな違いは恋愛描写があるか無いかだろう。前者は登場人物が何考えているのかよくわからないので、知らないうちに結婚したり子供ができてたりする。恋愛感情はほぼすべての人間が抱く感情なので、それが描写される方が物語的に自然でぼくはスッキリする。

 

 昨日は『ハンソロ』を見た。スターウォーズ本編のエピソード8よりは楽しめた。こんなことを言うと人種差別にあたるが、やはり『スターウォーズ』は白人と黒人だけ出てくれればいい。『スターウォーズ』に黄色人種はいらないよ。ちなみに『スターウォーズ』は世界観だけを楽しむ物語である。中途半端に恋愛模様を描いたエピソード2は酷い出来だった。

スターウォーズ』といえばライトセーバー殺陣だが、スピンオフの本作はジェダイがいないのでもちろん出てこない。前のスピンオフの『ローグワン』は最後の数分にダースベイダーが出てきて無双していたが、それは本作には無かった。そんなわけで『スターウォーズ』としてはちょっと物足りない感があった。アメリカで『ハンソロ』がコケたのもわからなくもない。

 

 4年ほど前に途中で見るのをやめ、金曜に再発見した『FF8』の実況動画も昨日で見終わった。『FF8』はファンの中でも賛否両論が激しいらしく、特にヒロインの性格が議論にあがるらしい。批判の対象となっているのが「物語開始時の1年前に主人公のライバルと交際していたこと」や「ぶりっ子のような言動」らしいが、FFファンはどこまでピュアなんだ。現実世界の可愛い女の子は彼氏は絶えないし、イケメンの前ではあざとい仕草もするだろうに。ちなみにヒロインは可愛い。「リノア」で検索してくれ。

ストーリー自体はセカイ系青春もので、恋人ため世界の平和のために主人公が頑張る、といった感じである。ヒロインとは作中で知り合い、作中で意識し始め、作中で恋に落ちるというように始まりからハッピーエンドまで描かれている。主人公は傭兵で、序盤は傭兵としての仕事を主軸に物語が進行し、サイドストーリーで進行していた色恋沙汰が終盤でメインに据えられるという綺麗な物語展開だった。

主人公たちは17~18歳の青年で、傭兵の仕事でも恋愛沙汰でもnoobをかますが「若気の至り」で納得できるものになってるので迷シーンの類はほとんどない。10代の男女の心情を上手に表現できている気がする。1999年発売のゲームとは思えない出来である。いつかプレイしてみたいなぁ。

Twitterのあるフォロワーが来週あたりにまだ付き合ってない女の子とデートするらしく、ウキウキしていた。ぼくはもうそんな気持ちを味わうことは無いと思うと少し寂しかった。『FF8』を見た後だったからそう思ったのかもしれない。でも娘はかわいい。難しい天秤である。