紆余曲折

いろいろあった。

入社

 入社式があった。大企業だけあって、会場も豪華であった。社長の挨拶や新入社員代表の答辞など、よくある式典の進行手順で恙無く執り行われた。

式が終わると、研修が始まった。研修内容は社外秘らしいので詳しく書けないが、想像していたような新入社員研修であった。あと講師がめちゃくちゃ話上手だった。



 ことあるごとに「今日の事はネットで書くの禁止」と釘を刺された。社会人のTwitterアカウントから呟きが減っていくことも頷ける。プライベートも週末にならないと、まとまった時間は無いし。

研修の序盤、天井のバカデカいシャンデリアを見ながら「地元の中小企業に行けば良かったなぁ」と思いながら話を聞いていたが、最後の方には「ここで働くのも悪くないな」と思い始めていた。刷り込み方も一流である。

しかし、大勢の同期を見るとそんな気も無くなっていく。多過ぎて名前を覚えられないし、その場しのぎの会話しかしない。中学や高校の同級生たちが帰省の度に「会おう」と言ってくるのもよくわかる。あまりにも関係が希薄である。配属先の人たちともこんな関係だったら、なかなか辛そうだ。