紆余曲折

いろいろあった。

就活

 今年も就活シーズンになった。

浪人した友人(院生)は就活で多忙のようで、去年の自分を思い出す。

3月に説明会解禁したのと同時に就活を始めたが、どうやらそれは遅い方だったらしい。遅いと言って他人を煽るのはどうかと思うが。

 

 就活というより就職自体にそんなに興味がなく、それなりの収入で今みたいな生活を維持できればいいなぁと漠然と思っていた気がする。説明会でガツガツ質問する輩に「エネルギーあるなぁ」と思っていた。

そんな感じで就活に対する情熱はほとんど無いに等しかった。地元で適当な企業に就職したいと考えていたし、周りにもそう公言していた。

だが実際に説明会に行くと、地元に碌な企業が無い。就職してやりたいことはほとんど無くてもやりたくないことは山ほどある。困ったものだ。

あと地元企業はやたらと面接が多そうだった。理系の職で募集しているようなのに5次・6次くらいまで面接があって、聞くと同じ面接官による面接が2回あるようだった。それ、やる必要なくないか。

後にわかったことだが、中堅企業は悪い人材を引きたくなさ過ぎて面接の回数が多くなる傾向にあるらしい。

そのほかにも待遇が明らかにクソだったり、学部卒と院卒で給料一緒だったりする企業があまりにも多かったので、とりあえず大企業を受けてみるという気持ちになった。面接回数少ないし。

 

 理系はジョブマッチングと一般応募という採用フローがある。ジョブマッチングといっても実技試験があるわけでもなく、ただの早期面接である。経団連が面接を6月開始と定めている以上、面接という言葉を使えない故の言葉遊びである。

早いところは3月に面接が始まり、遅いところでも4月には始まっていた。面接はどの企業でも2~3回。技術・人事・役員面接がある。ぼくの御社は人事面接がなく、2回のみの面接だった。

交通費も支給してくれ、面接の練習にもなるし受けない理由は特になかった。交通費に関しては往復の運賃+1万くらいもらった。パワーを感じた。

技術面接は40分くらいで少々長かったけれど、役員面接は形だけで15分しかなかった。聞かれた内容も地元の美味いものの話で終わったし、人間かどうか見る以外の意図を感じられなかった。

そんなこんなでGW明けくらいにはぼくの就活は終わっていた。大学入ったときから散々聞かされてきた「就活は大変」という言葉はなんだったのか。3社しか受けなかったぞ。

有能マンは「大手内定〇社」みたいなこと言っているが、あれは本当に凄い。大手に受かる実力もさることながら、就活を続けるモチベーションを維持するのがべらぼうに凄い。ぼくには無理だった。

 

 ちなみに周りには「推薦で受かった」と言っている。ジョブマッチングの説明が面倒なので。

確かにジョブマッチングに推薦書を使うルートはあるが、それは書類選考をパスするだけで、あとは他のジョブマッチング応募者と同じ採用フローである。しかも推薦書は役員面接に通ってからの提出な上に、推薦応募を受け付けている大学は推薦ルート以外応募できないという仕組みである。推薦とはいったい...。

推薦という言葉は便利で、志望動機を聞いてくる面接官被れのような人間に「推薦があったから」と機械的に返すことができる。ちなみに理由は院の専攻のコンピュータビジョンを扱っているからである。この分野の説明もまためんどくさい。

 

 不安で仕方なかった就活だが、御社に拾われてあっさり終わった。就活中に別の巨大な不安が現れたがそれはまた別の話。

理系の修士の就活は非常に楽だった。本当に売り手市場だ。サンキュー、東京五輪